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誤解しがちな基本Q&A

〔回答〕 実務法学研究会講師 北出容一

論文試験によく出る基本は、誤解しがちな基本です。

受験生の多くは過去問対策をしていますが、それにもかかわらず、論文試験によく出る基本は、基本といえども実は難しい部分をはらみ、何度出題しても、受験生の多くが誤解しがちな基本です。

受験生が誤解しがちな基本は、① 受験生が規範定立(要件論)で誤解している場合と、② そのあてはめの方法を誤解している場合(あてはめの仕方を知らない場合も含む)、③ 規範定立をあてはめの両者を誤解している場合があります。

基礎の誤解(あてはめを含む)を解消しないと合格は難しいです!

司法試験・予備試験の論文試験で配点が高い設問は、論文試験に繰り返し出題される基礎です。それにもかかわらず、大多数の受験生は、その基礎に思わぬ誤解と欠缺が散在し、しかも、それを自覚せず、何年も不合格を繰り返します。

論文試験頻出の基礎(要件効果論証およびあてはめ)の誤解と穴を解消するまで、司法試験や予備試験の論文試験合格は難しいと言えます。