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寺尾講師からのメッセージ

各科目の学習の流れは、以下のようになります。
学習の流れ図
Ⅲのアウトプット時には、次の科目のⅡインプットが始まっていますので、同時並行的に2−3科目を学習することになります。私はこれを「五月雨式勉強法」と呼んでいます。

「五月雨式勉強法」の利点を活かす!
この利点は、ひとつの教科を繰り返し学ぶことで、実務家登用試験である司法試験の突破に必要十分な基礎力を習得できることです。すなわち、
A 基本と体系を満遍なく繰り返し勉強し(予習・講義・答練)←択一論文同時に
B 最重要論点を繰り返して深掘りし(講義・答練)←ここが核心です
C 前記A、Bの作業を適時に行い、その進行を管理すること(予習・講義・答練)
これら全てを実行すれば、選択科目を除く全教科につき、半年で相当程度基礎力を上げることができます。逆に、どの項目が抜けても早期合格はままならないと思います。五月雨式勉強法の利点を最大限に活かして骨太の勉強をする。これが「特別強化教室」の真骨頂だと私は思っています。

全体スケジュール

1. 1周目のサイクル
「6ヶ月サイクル」で7科目をしっかりと勉強します。例えば憲法の場合、6月から8月にかけて繰り返し勉強することになります。
「司法試験 特別強化教室」6ヶ月サイクル
時間軸で見ますと、例えば7月のある時点では、民法の基本書を各自が自宅等で予習し、行政法の重要論点をインプット強化講義で学び、アウトプット強化答練で憲法の答案を書きます。つまり、3科目を同時並行的に学習しています。これを年末まで続け7科目を1周します。

2. 2周目のサイクル
年明けの「3ヶ月サイクル」では、「直前論文公開模試」をペースメーカーにして、全科目の答練および総復習を1周目サイクルの半分の時間で完結します。全教材を総復習するには時間管理が必須です。私の場合は、これをエクセルの表計算ソフトで管理しました。各自に合った方法で時間管理に努めてください。

3. 3周目のサイクル
最後の「1.5ヶ月サイクル」では、さらにもう一度3ヶ月サイクルの半分の時間で総復習をします。これまで読み込んできた教材をさらにスピードつけて読み返します。これも各自で時間管理をしてください。「超直前公開模試」で論文力を維持します。

4. 成果を出す 本試験
試験当日、「荷物を鞄にしまって下さい」と言われるまで、これまで何回と繰り返し読み込んできた特別強化教室のレジュメを最後の1秒まで復習します。

5. 8月または10月スタートの場合
10月スタートの場合には、一部の科目を週2回で追いついていきます。
8ヶ月サイクル

まとめと心構え
「特別強化教室」を利用することで

  ■ レジュメ・基本書・百選を中心的教材として骨太の勉強をする
  ■ 五月雨式で繰り返しアタック、基礎力アップと定着を図る
  ■ スケジュールおよび進行管理の手法を学び、それを実行する

という手法で試験突破に必要な力を養うことができます。
謙虚に勉強方法を見直すための心の準備ができている方、骨太の勉強をして悔い無き勉強をしたいという気概のある方の参加をお待ちしております。