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平成28年司法試験【合格】
慶応義塾大学法科大学院卒K.Tさん

合格体験記

1.受講した講座

私は、2年間に亘りお世話になった実務法学研究会において、以下の講座を受講しました。

2015年度

・司法試験特別強化教室(今の論文合格講座と論文合格答練が一体となったもの)

・司法試験論文直前答練

・司法試験論文過去問答練

・司法試験短答の解法の鉄則講座

2016年度

・論文合格講座、論文合格答練

・司法試験直前答練、検証テスト+ゼミ

2.実務法学研究会を知ったきっかけ及び選んだ理由

私が実務法学研究会を、司法試験会場前で配っていたビラを見たことで知りました。

当時、私は2回目の試験終了後で、問題提起→要件定立→あてはめ、あるいは保護範囲→人権制約→正当化・あてはめという大まかな流れは身についていたものの、条文選択や要件のあてはめの際の書き方など不安定な部分が多く、どう対策すべきか悩んでいました。

試験会場前で頂いたビラに、条文選択や要件選択、あてはめのしっかりと知識と考え方を身につけた上で事例を分析、答案を書く必要があるとありましたので、ここなら私に必要な対策ができるのではないか、と思い、受講させていただきました。

3.実務法学研究会の特長と思う点

1)条文選択や要件選択、あてはめの知識、考え方につき指導をしてくれる点

実務法学研究会の講座では、ある条文について問題となりやすい要件や、あてはめを論じる際に注意すべき点や書き方を、出やすいポイントに絞って丁寧に解説していただきました。

上記の通り、私は条文や要件の選択、あてはめの書き方について不安がありましたので、講座によって私の答案は大きく改善したと思います。特にあてはめについては、他の予備校では聞けないような詳しい解説を行ってくれるので、気づかされるポイントも多くありました。

2)基礎固めを行ってくれる体制

実務法学では(通学クラスでの特典でしたが)基礎的な事項、理論について検証テストを行い、基礎の理解と定着を図る工夫がなされていたと思います。

私には、講座や答練を通して、基礎的な事項の理解や定着に穴がある、特に、理解はしているがいざ答練などで書いてみるとすぐに出て来ない、という欠点が浮かび上がってきましたので、このテストも非常に役に立ち、基礎的な事項の表現が不正確になる、ということも少なくなってきました。

特に小テストのような形で基礎の確認まで行ってくれる予備校は多くないと思いますので、基礎に不安を感じている受験生にとっては、大きな魅力といえるのではないでしょうか。

3)一人の先生が一貫して添削、講評を行ってくれる、質の高い答練

実務法学の答練では、講師である北出先生が問題作成から添削、講評まで一貫して行ってくれる点も、魅力であると思います。

私は、実務法学で受講する前は別の大手予備校の答練をとっており、(一定の効果はあったのですが)採点者によって注意や指導の内容が異なることもあり、ストレスを感じていました。

この点、実務法学では北出先生が添削、講評を一貫して担当してくださるので、自分の癖や悪い点を見抜いたうえでアドバイスを頂けるため、上記のようなストレスを感じることはありませんでした。

また、北出先生が問題作成から行っているため、講義の内容とリンクし、実際の問題において条文選択や要件選択はどのように考えればよいのか、などの点を確認するには良い練習となったと思います。

さらに、実務法学の答練では、基礎的な事項はもちろんのこと、見たことの無いような問題、今まで使ったことの無いような条文を使った問題も出題されるため、知識の乏しい状態で、条文だけを頼りに考える力をトレーニングすることができる点も、魅力ではないでしょうか。

 4)少人数制であること

実務法学研究会での講座は、基本的に通学クラスは5人前後の少人数で行われており、この点も大きなメリットであるといえます。

少人数制で行われることにより、講師の先生との距離が近いので、わからない点、気になる点があればすぐに質問できる環境ができています。さらに、先生が各受講生の実力をおおよそ把握しているため、受講生の実力を反映して柔軟に対応していただけるため、受講生の実力に合わせた講義、答練が受けられる点も魅力であるといえるでしょう。

4.最後に

私は4年間連続で司法試験を受け続け、4回目にしてようやく合格することができました。これは、実務法学研究会で、自分の弱点、足りない部分を改善するための学習を積んできたおかげであると考えています。

他の合格者の声やあるいは他の予備校の合格体験記等でも述べられていますが、司法試験の合格には、自身のどこに弱点があるのか、敗因を客観的に分析し、それを改善する努力を重ねることが必要です。

無論、その敗因分析及び改善への努力を独学で行うことができるならば予備校に通う必要はありません。しかし、客観的な敗因分析やアドバイスを受けるため、どこかの予備校や勉強会に通うのが現実的でしょう。特に基礎的な事項に穴や不安定な部分がある場合は、独学では気づきにくいので尚更です。

自分の敗因や弱点が、3で上述した特長で改善されると考える方はもちろん、自身の敗因がわからない方や予備校でお悩みの方は、実務法学研究会の講座をご検討なさってはいかがでしょうか。

最後になりましたが、これをご覧の方々をはじめ、受験生の皆様がそれぞれに必要な努力をし、合格を掴み取られることを心よりお祈りしております。